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~教典~

金剛禅の教えの、最大の魅力は合理的であること。

教えとは、日々の忙しさに流されてしまっている自分に気づき、

自らの意思で大切にしなければならないことを

再確認させてくれる言葉たちのことです。 

~座禅~

道院には祭壇があります。

本尊は達磨大師です。

「七転び八起き」と言われるその生き方をめざし、私たちは祭壇に向き合います。

また、達磨大師は禅宗の祖でもあります。

禅の精神とは『いま・ここ・自分』であり、

禅とは自らの足を確かに地につけて、

自己の内面を常に見つめ続ける修行でもあります。

 

~調息~

息は「生き」。

疑いようのない、命をつかさどる行為そのものです。

また、呼気も吸気もとぎれることなく大気とつながっていて、

やがては宇宙に接しています。

息を整える中で、自己の内側からあふれる生命の息吹を感じ、

そして大きな大きな世界の一員であることを自覚してゆきます。

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