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「どう生きるかは何を信じるか」

 

金剛禅では、信仰の中心を“ダーマ”というものに置いています。

ダーマは第一に、宇宙や自然を運行している法則を表すものです。高いところからモノを落とせば落ちる。衝撃があれば壊れる…というふうな当たり前のはたらき、その全てを指しています。

それらのはたらきは、人類の力で作られたものでもなければ、変えることもできないもので、金剛禅ではそれを知り、それに則り、それを活かす生き方が重要であると説いているわけです。

一方で、ダーマという言葉には、もう少し深い意義も込めています。「大光明」「大引力」といった言葉がそうです。

信仰のレベルでダーマを感得しようとすると、この部分が非常に重要です。

法則を活かす生き方の先に、あらゆる問題の解決すなわち光明が見える…そう信じるかどうか。

同じく、法則を活かす生き方をするうちに、必要な出会いと巡り合う(引力)…そう信じるかどうか。

これは、誰にも証明することができないものですから、法則やはたらきとは少し違います。

そういう生き方がある、と信じるか・信じないか…なのです。

道院長たる私は、当然、これを信じております。

信じているから、解決のできない(光明のない)問題はないと信じています。また、不要な出会いはないと信じています。

そう信じているから、問題に光明を見出すまで歩みを止めることはありません。

そう信じているから、出会いを活かすことに躊躇はありません。

少なくとも私は、自分の信仰を経て、そのように前向きな生き方を手にすることができています。

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