級や段位が高まるほどに

kyu

一生懸命、修行して、級や段といった資格が上がっていくと、素直さを忘れがちです。

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普遍的で大事なことなのに、以前に聞いたことがあることだと、「俺は解っている」となって真剣に聞かなくなったり、いい技を見てもダメなところしか見れず、褒めてあげることができなかったり。

僕自身にもそういう時期がありましたし、今もそうならないよう常に自分を戒めています。

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素直さをなくすと、何が起こるのか。

それはチャンスをなくすということです。

素直に聞くことも、素直に認めることも、自分自身を成長させるチャンスなのに、そこに蓋をしてしまって『聞き入れない』『認めない』人間になってしまう。自分の上達や成長が止まってしまう。

本当にもったいないことです。

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月曜日に「寒い時ほど早く来よう！」「早く来て作務（掃除）をしよう！」と呼びかけたら、水曜日は僕より早く７名の子ども達が道場に来てくれました。

そのうちの5人が入門まもない白・黄色帯の子たちです。

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素直なその行動に、僕も学びました。

彼らはもうやる気が違うし、僕も「もっと教えてあげたい！」と思うわけです。そして、教わったことも素直に実践してゆくから、どんどん上手になります。

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素直になって身の回りの言葉や現象に関わってゆけば、どんどん成長できる。成長のチャンスを”モノ”にできるかどうかは、やはり自分の心の持ちように掛っていると言えます。

​級や段位が高まるほど、素直になって、『聞き入れる』『認める』人間になってゆきたいですね。